理路雑然 /-50-
2016年01月16日(土)
特集記事
理路雑然
年末年始には酒の機会が多くなる。昨年佐賀での会議後の懇親会、乾杯は「佐賀の酒」。県の条例で乾杯は佐賀の日本酒と決まっているとか。味はなかなか立派な旨味
俗に「かごんま(鹿児島)は酒豪、土佐っ子は酒好みとか言う。土佐藩十五代藩主山内容堂は酒と女と詩を愛した。雅号の「鯨海酔侯(げいかいすいこう)」から土佐には「酔鯨」という酒がある
酒好きを自他共に認める地域は各地にあるが、「日本一酒好きな都道府県」はどこか。国の調査では「家計調査品目別ランキング」「酒類」の年間支出額のトップ5(総額)は、一位新潟県新潟市約5.5万円/二位岩手県盛岡市/三位秋田県秋田市/四位宮城県仙台市/五位高知県高知市と5万以上が並ぶ
新潟県が酒飲みの理由は県内の酒蔵数が全国一多く、久保田、八海山、〆張鶴、上善如水、越乃寒梅など有名な酒が並び、上越、中越、下越、佐渡などにも良い酒が多いからだ。女房の実家糸魚川の月不見の池もいい。新潟県の日本酒は、「淡麗辛口」、いささか物足りないが、新鮮な海の幸・山の幸に合うのだろう
焼酎で見ると当然ながら、一位は宮崎県宮崎市。国内最大級の焼酎メーカー「黒霧島」の霧島酒造や雲海酒造がある。ビールはなるほど「サッポロビール」の北海道札幌市がトップ。高知市は発泡酒類が一位。県民所得が国内最低であることが原因とか。ということは我が県もそうかも
お酒飲む人、花ならつぼみ 今日もサケサケ、明日も咲け 酒の話は尽きない。