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令和3年度長崎県優秀工事知事表彰式知事挨拶 /県民の安全・安心な生活確保へ、引き続き力添えを /長崎県知事・中村法道

2021年11月19日(金)

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表彰

人物

中村法道知事

 ご挨拶を申し上げます前に、本年8月の大雨による災害で犠牲となられた方々並びにご遺族の皆様に、謹んで哀悼の意を表しますとともに、被災された皆様に心からお見舞いを申し上げます。


 また、建設業の皆様におかれましては、災害発生時の迅速な処置、復旧作業などにご協力を頂き、感謝申し上げます。


 さて、令和3年度長崎県優秀工事知事表彰式につきましては、この大雨災害を受けて延期しておりましたが、本日改めて開催しましたところ、受賞者の皆様方におかれましては、ご多忙の中、ご出席を賜り、厚くお礼を申し上げます。また、皆様には、日頃から、県政の推進に特段のご理解、ご協力を賜っておりますことに重ねてお礼を申し上げます。


 本日の表彰式は、県が発注した公共工事において、他の模範となる工事を完成された、特に優秀な企業と現場技術者の皆様を表彰させていただくものであり、このことを通して、県内建設産業の資質の向上を図るものでございます。


 今回受賞される20工事21社の皆様方は、対象となる工事約1400件の中から、厳正な審査により、優秀工事又は優秀現場技術者として認められたものであります。このたびのご受賞を心からお祝い申し上げます。


 さて、冒頭でも触れました気象災害への対策につきましては、平成30年度から令和2年度まで、「防災・減災、国土強靭化のための3箇年緊急対策」に取り組んだことにより、大雨時における河川の氾濫が抑制されるなど、大きな整備効果が確認されております。


 しかしながら、本県は、土砂災害警戒区域の箇所数が全国で2番目に多く、また近年では、4年連続で大雨特別警報が発令されるなど、大変厳しい地形条件や気象環境にあり、令和2年7月の豪雨、本年の8月豪雨では県内各地で災害が発生していることから、防災面の備えはまだまだ十分ではないと考えております。


 このため、県におきましては、国が今年度から進めている「5か年加速化対策」の予算を最大限に活用することにより、県民の安全・安心の確保に向け、災害に強い強靱な県土づくりを着実に推進してまいりたいと考えております。


 そのためには地域の建設産業の中心として活躍され、高い技術力を持つ皆様方のご協力が必要不可欠であります。


 本日お集まりの皆様におかれましては、コロナ禍で様々なご苦労があるかと思いますが、今後とも、さらなる技術力の向上にご精励頂きますとともに、次代を担う若者たちの育成に鋭意取り組んでいただくなど、引き続き、県民の安全・安心な生活を確保するため、お力添えを賜りますようお願い申し上げます。


 結びに、受賞者の皆様に重ねてお祝いを申し上げますとともに、ご列席の皆様の今後益々のご健勝、ご活躍を祈念いたしまして、ご挨拶といたします。


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