2025(令和7)年度優秀工事知事表彰式挨拶
大石賢吾知事あいさつ・受賞者紹介(※ページ下部にPDF掲載)
2025年08月29日(金)
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表彰
■大石賢吾知事あいさつ
令和7年度長崎県優秀工事知事表彰式を開催いたしましたところ、受賞者並びにご来賓の皆様方におかれましては、ご多忙の中、ご出席を賜り厚くお礼申し上げます。また、皆様には、日頃から、県政の推進に特段のご理解とご協力を賜っておりますことに重ねてお礼を申し上げます。
本日の表彰式は、県が発注した公共工事において、他の模範となる工事を完成された、特に優秀な企業と現場技術者の皆様を表彰させていただくものであり、このことを通して、県内建設産業の技術力の向上を図るものでございます。
本年度から土木部門と建築部門に分けて表彰することとなり、今回受賞される土木部門20工事21社、建築部門2工事3社の皆様方は、対象となる工事1138件の中から、厳正な審査により、優秀工事または優秀現場技術者として認められたものであります。この度のご受賞を心からお祝い申し上げます。
さて、本県では、防災インフラの整備や道路・港湾などの交通ネットワークの強化、インフラの老朽化対策など「強靱な県土づくり」に取り組んでいるところですが、本県の特性として、半島・離島などの条件不利地域が県土の7割を占めており、大規模災害が発生すれば、能登半島と同様に人流や物流が寸断される危険性が未だ高く、緊急活動を展開する上で不利な地形特性を有しているため、まだまだ対策が必要であると考えております。
このため、本年6月に策定された「第1次国土強靭化実施中期計画」において、予算規模が「5か年加速化対策」を上回る概ね20兆円強を目途とすることなどが盛り込まれていることから、こうした国の施策を最大限活用し、引き続き、継続的かつ安定的に「強靱な県土づくり」を推進できるよう、しっかり努めてまいりたいと考えております。
この「強靱な県土づくり」を着実に進めるためには、今回受賞された皆様の豊富な経験や卓越した技術力による工事の施工が不可欠でございます。
引き続き、他の模範として、さらなる技術力の向上や次代を担う若手技術者の育成、建設分野のDXの推進などに積極的に取り組んでいただき、長崎県の公共事業にお力添えを賜りますようお願い申し上げます。
結びに、受賞者の皆さまに改めてお祝い申し上げますとともに、ご列席の皆さまの今後益々のご健勝とご活躍をお祈り申し上げまして、ごあいさつといたします。